面白半分に、"funny trade secret litigation "で検索してみた。お笑いクラブに営業秘密がぎっしり詰まっている（と言われている）ことを誰が知っていただろう！
マレーシアのコメディアン、ハリス・イスカンダーが、カリフォルニアのラフ・ファクトリー・コメディ・クラブ主催の「世界で最も面白い人」コンテストで優勝した。
イスカンダル氏はアメリカへ10回の演奏旅行をし、その賞金の一部として1回につき$万円が支払われることになっていた。イスカンダル氏は3回渡米し、最初の渡米でパフォーマンスを行っただけだった。コメディ・クラブは$20,000の返金を要求した。
また、「ラフ・ファクトリー」のアジア進出についても話し合ったが、条件面で折り合わなかった。その後、イスカンダル氏はマレーシアのクアラルンプールに自身の「ジョーク・ファクトリー」をオープンした。
訴訟では、両当事者から請求と反訴が飛び交い、イスカンダル氏に対しては、コメディ・クラブが共有する業務運営に関するビジネス情報に関して、連邦DTSAとカリフォルニア州UTSAに違反するとして反訴した。
裁判所は、その情報は一般的な商習慣であり、営業秘密ではないとして、営業秘密に関する請求を棄却した。さらに、コメディー・クラブはイスカンダル氏にNDAに署名させず、従業員にもNDAや守秘義務条項に署名させず、機密文書を安全な場所に保管していなかった。基本的に、コメディクラブは情報を保護するための合理的な努力をしなかった。
ソース
https://www.courtlistener.com/docket/14549748/43/harith-iskander-v-laugh-factory-inc/
